参考価格:\6,300
現象・特徴
カードマジックを始める前に、マジシャンが「自分の宝物を紹介します」と言って、2本のボルトとナットで固定されたアクリル板の間のカードを見せます。
観客が自由にカードを選んでサインをします。サインカードを手の間に挟んで持っていてもらいますが、いつの間にか最初に紹介したカードに変わってしまっています。
アクリル板を取り出してみると、観客のサインカードが挟まっています。
商品内容
- ギミック一式
ここが良い
- マジシャンのレベルに合わせた演技ができる
- 手渡し可能
主に2パターンの解説があり、マジックを始めたばかりの人から上級者の人まで演じることができます。
1つ目のカードボックスを使用する方法は、演技中のセットに時間がかかっても問題ない手順になっています。しかし、カードボックスからアクリル板をスムーズに取り出さなければ、アクリル板の違和感に気づいてしまう恐れがあるため注意する必要があります。
2つ目は、ある程度慣れてきた人や上級者向けの手順になっており、マジックを始める前にアクリル板の紹介をすることができます。こちらの手順では内ポケットのあるジャケットを着た方が演じやすいです。
その他にも複数のバリエーションが紹介されていますので、自分に合った手順を構成することができると思います。
また、アクリル板は簡単には開けられないようになっていますので、観客に手渡して確認させることもできます。
ここが微妙
- 演技角度
- アクリル板の形・デザイン
このマジックはギミックだけではなく、ミスディレクションやパームといったテクニックも必要とするため、演技する角度には気を付けて練習しておきたいです。特に複数人を相手にする場合は、慣れている人でも難易度が高くなるかと思います。
ボルトが貫通している特徴的なデザインのため、観客によっては日常的な道具には見えない恐れがあります。個人的には、カード部分にボルトが貫通していないようなデザインのほうが良かったです。(ギミックの扱いやすさ・観客に手渡しできるという点では今のデザインがベストなんだと思います。)
評価
難易度 | 中級~ |
演技角度 | 120° |
セットアップ | あり |
リセット | あり |
総合評価:
カードの移動現象の中でも有名なのはカードインレモンやカードインウォレットがありますが、最初にさりげなくカードの移動先を見せておくことができる点はこのマジックの良いところだと思いました。
移動現象以外にも予言にも応用できるため、オリジナルの手順もいくつか考えられそうです。